働き方で大きな差が…

お金は決して空から降ってくることはありません(最近は「ヘリコプターマネー」が話題になることもありますが…)。
私たちがお金を稼ぐためには、通常は働かなければなりません。
それでは、学校を出て会社員になった人は、一生にどのくらいのお金を稼ぐのでしょうか。
高学歴で大企業に就職した人と、高卒・中卒で中小企業に入った人を比べると、大幅な差がついています。
特に、企業規模と学歴の関係を重ねると際立った差が生じています。
大学・大学院を卒業して大企業に入社した人と、中卒で、中小企業に入社した人を比べると、生涯でなんと1.83倍もの差になっているという統計が出ています。
これが、世の中の親が子どもを大学に進学させ、大企業へ就職させたいと願う理由と思われます。
しかし、この統計は、あくまでも過去の数字でしかありません。
今日では、雇用環境は年々大きく変化しており、こうした学歴や企業規模による生涯賃金格差が、これまでと同じように実現する保証は、実はどこにもないのです。
むしろ、より今日的な問題として深刻な問題は、雇用形態に伴う給与格差に見られます。
正社員には年功序列型の賃金体系の残滓がうかがえるのに対し、非正社員の賃金には年齢による変化がほとんど認められなくなったのです。
しかもこの統計にはボーナスや退職金は含まれません(どちらも非正規雇用には存在せず、正規雇用にのみ存在するもの)し、社会保険や年金などの存在を考えると、両者の実質的な生涯賃金格差はさらに大きく広がるものと思われます。

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