職業選択とリスク

今後の経済で危機感を覚えることといえば、大手金融機関に対する人気が、ほとんどが職の安定に対する期待からくるものではないかと思うからである。未来ある若者たちが、一様に安定を望むということは、健全なことなのだろうか。こういう状態になったのは何故なのか。ここに、家庭教育が大きく影響しているのではないかと思う。

職の安定を求めてきた先代たちを見てきた親が、子どもたちが安定した職に就くことを第一に考え、子どもたちに言い聞かせてきたことが、子どもたちを安定路線に向かわせている。安定を考えるということはリスクを取らないということだ。今、安定しているからといって、将来的にずっと安定するとは限らない。安定を第一義に考えて働く人材を雇用する立場にある人はどう考えているのか。安定よりも、かえって先が見えないなかで物事に取り組み、対応できる能力を培うことを望んでいるのではないだろうか。

仕仕事をこなした結果、安定しているというのであれば望ましいが、当初から、安定を目指すというのは、かえってリスクを抱えてしまうことになるのではないのか。

様様々な状況に対処できる能力を持つことが、真の安定と成り得ることをを意味するのではないだろうか。

子子どもたちへの、親からの職業選択の何らかのアドバイスとしては、様々な職業それぞれの将来性や、今後の経済について子どもと話し、考えていくことであり。子どもたちが深く考えられるように情報を提示し、経済や金融と、お金との関りなどの基礎知識を教え、幅広く関心を持てるようにしてあげることが、金融教育の大切さなのではないだろうか。