金融リテラシーの意昧

リテラシーとは、辞典では「読む、書く能力」のことをいう。リテラシーには「読み」と「書き」という2つの意味が込められている。「読み」は書かれている情報のインプット。「書き」は情報のアウトプット。つまり、「読み」と「書き」は序列とか度合とかいう関係にある。

また、「読み」「書き」がそれぞれ受動的、能動的であることは、言い換えれば前者が「消極的(守り)」、後者は「積極的(攻め)」と言えそうである。金融リテラシーにおける「守り」は、資産を減らさないことに目を向けられる。一方、「攻め」は、積極的に投資を行い、資産を増やすことにある。ここでも、増やすためには減らさないことが前提なので、双方とも序列的・段階的な関係にあるといえる。また、“攻め”の姿勢が強まるにつれ、リスクは高まるという形になる。

最近は多くの分野でリテラシーを、知識やその活用能力と捉えるケースが増えている、大学でも「コンビューター・リテラシ-」という科目を設けるケースがある。

それらの中で、金融リテラシーの「インプット(理解)」に対応する領域は極めて多彩だ。そして、「アウトプット」のためには、金融リテラシーにおいても、「インプット」していることが前提である。読むということが書くための必要条件であるように、まずは、理解することが優先されるのです。金融全般に関する基本的な事柄を知り、また、金融リテラシーにおける 「アウトプット」を発展的に捉える。そうして理解した知識を基盤に、「資産運用」に関して意思決定し、積極的に行動する能力ということになる。